■仕事・職種編 | ■業種・業態編
ここでは、ファッション・アパレル業界でのメインとなる職種や仕事をご紹介します。新卒から採用を積極的に行っている職種、新卒や経験がないと採用はほとんど行っていない職種など、採用度数も表示していますので、就職活動する上で参考にしてみましょう。

新卒採用度数表示★★★★★
新卒採用においての積極性をレベルでわかりやすいように表示しています。

とても積極的に行っている
  積極的に行っている
   行っている
    あまり行っていない
     ほとんど行っていない
※ 企業規模・業態・業種によっても異なります。



[職種名一覧]
1●ファッションアドバイザー/セールススタッフ=販売スタッフ 
2●デザイナー 3●テキスタイルデザイナー 4●パタンナー 5●営業 セールス 
6●生産管理 7●マーチャンダイザー 8●バイヤー 9●マーケティング 
10●ビジュアルマーチャンダイジング=VM(和製省略語VMD) 
11●ライセンサー 12●プレス 13●スタイリスト

ファッションアドバイザー/セールススタッフ=販売スタッフ
新卒採用度数 
 商品をよく理解し、顧客に対して、適切なアドバイスを与えながら販売する。あるいは商品購入に関する情報提供を行う。略してFAという場合もあるが呼称は企業によって変わってきている。単なる販売する人としてではなく、顧客のリピート率やブランド向上・認知度に関わる顧客に一番近い存在として企業でのニーズは高い。
取り扱い商品や顧客層あるいは企業カラーにより、販売スタイルは異なってくる。
接客販売メインではなくセルフ方式であったり、ラグジュアリーに見られるような空間提供や顧客意向を重視し売上に結びつける接客、コーディネート提案やファッション情報など提供しながら積極的に顧客購買意識を高めることで売上に結びつける接客などがあげられる。販売スタイルの志向を明確にしながらどの販売スタイルが適しているか判断。

デザイナー
新卒採用度数  (ただし、デザイナーの専攻の人に限ります)
 実際の物づくりの部分のデザイナーとテキスタイルとして生地のデザイナーとに分かれる。商品プロダクトとしては企業では布帛(ex.スーツ・ブラウス・シャツなど)・ニットカット(ex.カットソーシャツ・セーター)・小物(ex.靴・バッグ・手袋・スカーフ・財布などの革小物・アクセサリーなど)の大きく3つに大別される。
職務としては、デザインのみならず企業方針・ブランディング・利益なども念頭においた商品作りが必要とされる。自分のデザインを描くのではなく、企業の方向性や市場ニーズなどにあった発想がポイント。MD・PR・営業との協議の中で商品コンセプトや予算が決定し、ある程度の設定の中で個人の発想力を生かしてデザインをする。販売や営業の状況によってはシーズン途中であっても新たな商品の追加や修正が行われる。
個人の志向や嗜好ではなく商業ベースにのっとった商品をどれだけ作り出し、又顧客購買力を高めるかという重要な鍵をにぎっているといっても過言ではない。

テキスタイルデザイナー
新卒採用度数  (ただし、デザイナーの専攻の人に限ります)
 色や柄など、生地に関する平面的なデザイン、いわば生地そのものを生み出すことがテキスタイルデザイナーの仕事。衣類の素材となる布地をデザインしその後、糸の素材の選定、撚糸方法、染色、織り方、表面加工法などを指定して工場に発注。イメージ通りのサンプルができあがった段階で、本格的な生産に移る。洋服地や着物地だけでなく、ネクタイやハンカチ、またクロス類や絨毯、力一テンといったインテリア小物、キッチンウェア、さらにはステーショナリーまで、テキスタイルデザインのフィールドは多岐にわたるが求人ニーズとしては経験者重視であり、又ファッション業界のデザイナーとしての需要は限られている。

パタンナー
新卒採用度数 (ただし、パタンナーの専攻の人に限ります)
 デザイナーが考え出したデザイン画を見て、イメージ通りに洋服として表現するための型紙(設計図)を作る。洋服作りの工程で最も重要なポジションといえる。パターンメーキングには、平面作図、立体裁断、コンピューターパターンの方法があり、パタンナーの作図技術のほか流行の変化や方向性をしっかり見通すことが求められる。単なるパターン制作ではなく、市場を理解し、デザイン画の読み込みができ、マテリアルやカラー選定、ソーイングなど技術知識とスキルも伴うことで技術力が高まる。
デザイン画のフォルムを立体で製作するのがパタンナーの力量。
細かいドレープやダーツや曲線の微妙な感覚をデザイン画と同じように表現するには、多くの経験が必要となる。
テイストによってもパターンメイキングは異なり、ヤングキャリア、キャリア、ミセスなどマテリアルや採寸、デザイン性などが多少異なるため、もてる技術はかわる。

営業 セールス →業態編へ
新卒採用度数 
 業態と営業ルート=取引先によっても内容は異なります。
●リテール営業(自社で運営する店舗を数店舗担当し、スタッフの管理や販売数字の管理を行う。本社と店舗の調整役でもある)
●卸営業(一般的にはメーカーが小売店に対して商品交渉を行う)
●OEM営業(生産管理代行企業がアパレルやメーカーに対して商品生産分野の請負交渉を行う。)

生産管理
新卒採用度数 (アシスタントからの採用)
 商品の生産における縫製・検品・品質管理などの工程管理を行う業務。
仕様書を元に工場に縫製依頼を行い、商品が完成するまでの工程(納期管理・検品・予算管理など)をコントロールする。MDやデザイナーの意向など理解しつつ商品の品質やコスト管理の調整が重要である。納期・クオリティに合った工場の選定や工場への納期交渉、縫製指示に至る素材の物流や生産の適切な指示が求められる。
企業によっては、ネゴシエーション能力やコスト管理など数値的営業力が必要とされる場合とコントロールスキルがポイントの場合とに分かれる。
※デザイナーが作成したデザイン画を元にパタンナーが型を起し工場発注のための指示書=仕様書が作成される。

マーチャンダイザー
新卒採用度数 (但し、アシスタントからの採用)
 多くはMDと呼ばれる。大きくは、ブランド、商品などのマーチャンダイジングについて、企画から実行にいたるまでのプロセスの管理責任と数値責任をもつ担当者のこと。
但し、業種・業態・企業によっても職務内容は異なってくる。


●自社ブランドの取り扱いにおけるMD(アパレル企業/企画会社)
市場マーケティング・分析、自社商品のシーズンコンセプトの設定、商品構成/素材/デザインなどの計画決定、商品プロデュースの一環としての展示会企画・運営、営業及び他セクションに対するネゴシエーション/プレゼンテーション、デザイナー及びパタンナーの統括など商品開発に関わる業務と数値的コントロールを行う業務が存在する。
●小売のみ展開企業のMD(セレクトショップ・百貨店)
自社ブランドを持たず販売のみを展開している企業での業務は、商品の開発そのものではなく、商品のバイイング=仕入れがメインになってくる。
シーズンコンセプトの設定を行い、年間の販売計画なども立案実行していくが市場マーケティングや自社ブランディングに則した形で仕入れる商品のセグメントをしていくことが重要となる。
昨今、業態の変化に伴い、アパレル企業でのライセンスブランドの取り扱いや小売業での自社ブランド構築などが存在するので一概にはいえないが商品の作りこみなのか、チョイスなのかがキーワードであるといえる。

バイヤー
新卒採用度数 (但し、アシスタントからの採用)
 ショップに商品をバイイングつまりは仕入れをする業務。マーケットやトレンドの分析に基づいて仕入れ計画を立て、発注管理まで実行する。市場・財務両方に通じる知識、経験、技術が要求される。どのような商品をいつまでにどのくらい買い付けるのか、マーケットニーズに則した形で調達ルートを多岐に保持していかなくてはならない。
ファッションセンスや、ターゲットニーズなどの的確な分析とタイミングと決断が求められる。

マーケティング
新卒採用度数 (但し、アシスタントからの採用)
 MD業務のひとつとして捉えているところも少なくない。
自社の売上動向やブランディングなどの調査・データ作成・分析を行う場合と一般的に市場動向把握や分析をおこなう場合とがある。
単なるデータの加工や分析力のみならずブランド理解や業界知識や販売背景や顧客意識の理解に基づいてのマーケティングであること、マーケティングに基づいた販売力・ブランド力向上の施策・有効なマーケティング活動など結果に対する戦略が求められる。

ビジュアルマーチャンダイジング=VM(和製省略語VMD)
新卒採用度数 (未経験者・新卒の配属はほとんどない)
 日本で慣用のVMDは、VisualのV、Merchandising のMとDを抜き出した和製省略造語。マーチャンダイジング(MD)の意図、プログラムなどをを視覚的に捉え「商品」、「情報」、「環境」を整合させた形で表現すること。MDと商品の視覚表現を経営的な課題として、顧客の購買意欲を促し、興味・関心を集める空間提供を追求する。分かりやすく、見やすく、選びやすく、そしてインパクトや心理的側面にも配慮した空間プロデュース力が重要。顧客とのコミュニケーションとして、VMDを表現力と顧客の反応という結果の関連があり、双方向の役割が求められている。

ライセンサー
新卒採用度数 (未経験者・新卒の配属はほとんどない)
 海外デザイナーの商品を日本で販売を行う場合、ライセンス契約を取り交わすことになるがこの契約に至るまでのコントロール、契約締結までのコーディネーションとその後のライセンスブランドのクオリティ管理などが大きな役目。語学力、ファッション業界知識や情報、ネゴシエーション力が必要とされ、プロフェッショナルな職務。

プレス
新卒採用度数 (但し、アシスタントからの採用)
 プレス対応担当者のことで、商品や写真の貸し出し、取材のアレンジメント、ショーや展示会の企画・レセプション・新作発表などコーディネートやディレクターに至る広報から販促の多様な業務に関わる。(プレス・アタッシェ、アタッシェ・デュ・プレスの略としても用いられる) 一口にプレスといっても具体的にはどの業務に従事するかは企業によって異なり、広報と販促が分かれたセクションとして機能する場合もある。
プレスは商品あるいはブランドのイメージ戦略に関わる職務になるため十分なブランドの理解を必要とし適切な対応が求められる。写真の選定や商品撮影の状況、適切な媒体の選定からプレスへのプレゼンテーション掲載誌のチェック、関係部署との連携とネゴシエーション、店舗に向けての情報提供など幅広い対応力が必要となる。

スタイリスト
新卒採用度数 (アパレルでは、この職種での採用はないに等しい。販売職でコーディネート技術を身に付けることが望ましい。一般的にフリー若しくはスタイリスト専門会社での仕事をするほかはない。)
 多くは雑誌、コマーシャル・フォトの撮影や、ファッション・ショーなどに、ひとつのイメージにそってスタイリングを完成させる専門職でフリーもしくはスタイリングのみを専門に請け負う企業での活躍となる。
タレント・芸能人などのCM・フォトなどのコマースにおいてそれぞれのコンセプトにあったヘア〜衣裳まで(企業によっては衣裳のみ、あるいはヘア・メイクも含まれる場合とさまざま)のスタイリングを行う。幅広いファッションに関しての関心と感性やブランド・商品及び店舗情報が必要とされると共にトータルコーディネーション力が必要とされる。業務の中では編集者や広告代理店・TV局などとの関わりがあるためリレーション構築などの力も重要。
人に対して専属でスタイリングを行う他、企業のポスターやCMに関わるところでのスタイリングを行う場合もある。