ファッション・アパレル業界での就職活動では、とにかく「私服」を問われることが多いのが特徴。
エントリーシートや動画選考で「自分のお気に入りのコーディネート」や「自分らしさを表現したコーディネート」が問われたり、会社説明会や選考の場では「自分らしい服装・私服」で来るように指定されることがほとんどです。選考時のコーディネートには悩んでしまうことが多いのではないでしょうか。SNSやファッション雑誌などを活用して、選考時のコーディネートパターンを考え取り入れてみましょう!
一般企業の場合はリクルートスーツが通常ですが、ファッション業界の場合は「リクルートスーツ以外の服装」「私服可」「ご自身らしい服装」という案内がよくあります。この案内が着たら、「自分のコーディネート」で会社説明会や選考へ行きましょう。
ファッション業界での就職を目指しているので、洋服が好き!ファッションが好き!というのは前提にあるでしょう。そして、自分らしさ・個性を表現するうえで、一番らしさがでるのは「洋服・ファッション」です。ファッションが好きな人が、リクルートスーツを着てしまっては、ファッションが好き、ファッション業界への就職の熱意が伝わりにくいですよね。
ファッション企業の人事の方は、あなたのファッションセンスや第一印象、店頭に立つイメージが湧くかを見ています。こう言われると構えてしまいますが、自分らしさ/自分が好きな服装に、選考を受ける企業のブランドの雰囲気と合わせられれば、問題はありません!そのブランドの洋服を必ず着用する必要はありませんが、テイスト・イメージを抑えコーディネートを考える必要はあります。必ず選考を受ける際は、企業のブランドのテイストを事前に調べておくことが大切なのです。
そこで、選考を受ける企業のブランドが掲載する雑誌や、企業のオンラインサイト、ファッションサイトを事前に見てcheckしておくことが重要です!しっかり研究しましょう!
【ワンポイント】ブランドコーデをリサーチするには?
●会社HP・アプリ・オンラインショップから展開するブランドのテイストをcheck
⇒ブランドにはシーズンのイメージ写真が展開されますので、注目してみましょう。オンラインショップやブランドアプリで、スタッフのスタイリングを見て参考にするのもよいでしょう
●ブランドが掲載している雑誌をcheck
⇒ブランドHPにプレスリリースをチェックすると掲載雑誌が見つけやすいです。コラボ商品などトピック性のあるものが掲載されている場合があります
●ファッション通販サイトをcheck
⇒ZOZOタウンやマガシークなどの通販サイトは、ブランド検索から商品を手軽に見ることができます
重要なことは、そのブランドの雰囲気が近い格好であったり、雰囲気にマッチしていること。必ずしも志望する企業のブランドを着用しなければいけないということはありません。あまりにもかけ離れたテイストの服装で行ってしまうと、「本当にうちの企業で働きたいと思ってるのだろうか」「うちの企業のブランドコンセプトを理解しているのだろうか」と思われてしまいます。自分が受ける企業には、どんなブランドがあって、どのような雰囲気のブランドなのかを、しっかりと企業研究していきましょう。
●カジュアル ●マニッシュ ●きれいめ ●ガーリー ●フェミニン ●スポーティー など、テイストに合わせてコーデを考えてみるのもよいです。
例えば、
●きれいめ /ヒールのあるシューズ、小ぶりのアクセサリーや時計などの小物使い、モノトーンにアクセントカラー
●カジュアル /ヘアアレンジ、フラットシューズ、大ぶりのアクセサリー、Tシャツなどのカット素材
●ガーリー /白を基調にピンク・ミントグリーンのふんわりとしたカラーを取り入れる
●フェミニン / ふわっとしたスカート、フィットしたトップス、スカーフ
選考を受ける企業の洋服を持っていなくても、自分が持っているアイテムで、ブランドのテイストに寄せることができますので、まずはクローゼットの中を見てみましょう。
人事の方はしっかりと皆さんのことをチェックしていて、目に留まるようなコーディネートや、雰囲気を持った学生は、次の選考でも覚えていることがほとんどです。社会人になって、ショップスタッフになってお客様に注目されるのと同じように、「見られている」ということを意識して行動するようにしましょう!
筆者個人的には、志望動機や自己PRと同じくらい、コーディネートはネックなポイントだと思っています。自身を持ったスタイリングができれば、自然と気分を上げることができるのが、ファッションの力であると思います!面接などの選考対策も大切ですが、選考当日のコーディネートも同じくらい重要になりますので、意識して取り組みましょう。