ファッション業界専門の新卒サイトではありますが、就職活動の基本として、業界問わず面接で必ず問われる「自分の長所・短所」について考えてきたいと思います。
いきなり「あなたの長所と短所を教えてください」といわれても、普通はすらすらと回答が出てこない質問だと思います。唐突にこの質問を突きつけられて初めて、「はっ!!」と自分の長所・短所を考えることになると思うのですが、就職活動ではそうはいきません!ある程度、自分の長所・短所、強み・弱みを今までの自分の経験や考え方を分析して事前に準備しておかなければ、応えることはできないのです。ましてや、面接の場で答えるとなると、ネガティブな印象にならないようベストな回答が求められます。
ここで重要なのが、中途採用と違って、新卒学生は就業経験がありません。アピールする部分は、経験のすごさや大きさではなく、性格や思考、経験と通して得た自分の成果、価値観。だからこそ、自己分析をすることはとても需要なことなのです。
このように、自分の長所や短所のどちらかが見つけられると、必然的に対極にある部分も見つけやすくなると思います。そのネクストステップとして、実体験に基づいて長所・短所を当てはめると、面接時のベストな回答を見つけることができるでしょう!
人事:「あなたの短所はどんなところですか?」
学生:「自分の短所は、マイペースになって行動に移すの遅くなってしまうことです。ゼミでは研究活動をしていましたが、方法や計画に時間をかけすぎてしまって、本格的に行動に移すまでに時間を要してしまうことが多くありました。」
人事:「どんなゼミ活動をしていたのですか?」・・・・・・
実例を持って話すと、回答に説得力が増しますし、人事の方も人柄を想像しやすくなりますよね。また、具体的に話すことで、「どんなゼミ活動をしていたのだろう?」と興味を持ってくれたり、質問が続くと面接の雰囲気も和やかな雰囲気になることもあるでしょう。長所や短所は見つけるだけでなく、どんな場面や経験をもって長所・短所だと感じたのか、短所をどのようなことに気をつけているのか、長所がどんな成果を生んだのか、まで膨らませて考えていくと、自己分析にもなり、回答の幅も広がっていくでしょう!
自分の性格を語ることって、とても難しいことですよね。筆者も当時とても苦戦していたのを覚えていますし、社会人になった今でも「???」と自分自身が分からなくなることもあります。昔も今も変らずに付いてくるのは「経験」です。そして、何度も言いますが、経験の大きさではなく、経験から得て見つけた自分らしさや価値観がとても大切です。学生時代のゼミ活動、サークル、部活、習い事、バイト、趣味など経験はなんでもOK!その時のいろんな場面を思い出して、「あのときの自分しんどかったな~」と思ったら、何でしんどかったのかな?なんでいまケロッとしてるのかな?を振り返ってみるだけでも、自分を知るよいきっかけになると思います。携帯に残っている写真を振り返って、いろんな自分を振り返って思い出してみるのもよいでしょう。無理に自分のことを考えてしまうと、自分のことが分からなくなってしまうので、楽しく考えられるとよいと思います!STAY HOMEの今、自己分析を進める良い機会です。この期間を乗り越えてこそ有意義な就職活動になりますので、是非参考にして自己分析を進めてみてくださいね!